【米国】医療機関に燃料電池システムを設置 ブルーム・エナジーら

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米国で固体酸化物型燃料電池を製造・販売するブルーム・エナジーは3月21日、韓国SKグループ傘下で環境事業を手がけるSKエコプラントの米国子会社SK E&Cベテックと連携し、医療機関を運営するスタンフォード・ヘルスの2拠点への燃料電池システムの設置を完了したと発表した。スタンフォード・ヘルスへ安定した電力を供給し、スタンフォード・ヘルスが患者に高品質の医療を提供することをサポートする。

ブルーム・エナジーとSK E&Cベテックは、コネチカット州にあるベネット医療センター内のスタンフォード病院に2MWのエナジー・サーバー(分散型電源)を、タリーヘルスセンターに700kWの発電プラットフォームを設置した。

ブルーム・エナジーの固体酸化物形燃料電池は、天然ガスやバイオガスなどさまざまな燃料を燃焼させずに発電できるため、窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)などの大気汚染物質を大幅に削減することができる。

施工はSK E&Cベテックが担当した。親会社であるSKエコプラントはブルーム・エナジーの韓国支部と連携し、500MWの燃料電池プロジェクトを完成させている。脱炭素に有効であるとともに電力の安定供給が可能なブルーム・エナジーの燃料電池は、医療分野でも評価されており、2022年には5つの医療機関に燃料電池システムを導入した。

スタンフォード・ヘルスの社長兼CEOであるキャサリン・シラード氏は、「当社では、患者へ専門的で親切なケアを提供すると同時に、地域社会への貢献も目指している。今回の燃料電池システムの導入により、この2つを両立できるようになることを嬉しく思う」とコメントした。

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