東京ガスら、国内初・街区に水素供給 五輪選手村跡地を活用
東京ガス(東京都港区)は3月29日から、子会社の晴海エコエネルギー(同)とともに、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の選手村跡地で、実用段階では国内初となるパイプラインによる街区への水素供給を開始した。
都営バス・トラック、マンション・商業施設などで水素を活用
水素供給にあたり、ENEOS(東京都千代田区)は3月27日、水素供給の拠点となる「東京晴海水素ステーション」を開所した。供給方式は都市ガス改質型オンサイト方式で、水素製造能力は300Nm3/h。
製造する水素は、乗用車タイプの燃料電池自動車(FCV)や東京BRT(バス高速輸送システム)のほか、都営バス・トラックなど大型の燃料電池車両に供給される。また、水素パイプラインを通じて、選手村跡地のマンションや商業施設などに設置された純水素型燃料電池にも活用する。
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