「ボトルtoボトル」に追い風、リサイクルPET樹脂 供給安定の見通し

矢野経済研究所(東京都中野区)は4月14日、環境対応素材の市場動向に関する調査をまとめ、日本国内における「Bottle to Bottle(B to B)」用のリサイクルPET樹脂の供給能力を公表した。これによると、リサイクルPET樹脂の供給能力は2023年末に34万8000tに達し、今後、再資源化事業者などの新規参入などにより2025年度以降には44万5000tまで拡大する見通しだという。
持続可能な容器包装へシフト、リサイクルPET樹脂の需要高まる
この調査では、清涼飲料メーカーを中心とする主要ブランドオーナー各社が、持続可能な容器包装を目指し、従来のバージンPET樹脂からリサイクルPET樹脂やバイオマスPET樹脂への切り替えを加速させていると報告。