王子HDと山形大、CNF主成分の燃料電池用「高分子電解質膜」を開発

王子ホールディングス(東京都中央区)と山形大学は3月7日、セルロースナノファイバー(CNF)を主成分とする燃料電池用「高分子電解質膜(PEM)」の開発に成功したと発表した。燃料電池に必要な高いプロトン伝導性を示すとともに、木質由来のCNFを主成分とし、有機フッ素化合物(PFAS)フリーを実現する。
自立膜の作製がより簡単に
作製にあたり、両者は燃料電池の電解質材となるプロトン伝導性微粒子をCNF懸濁液中で複合化した。これにより、従来よりも簡単に自立膜(水素燃料電池のプロトン伝導膜として機能する膜)を作製できるようになった。
続きは無料の会員登録(必須情報入力)後にお読みいただけます。
- 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
- 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
- 有料記事などに使えるポイントを貯められる
- クリッピング機能で要チェック記事をストックできる