愛知県初の木造公立新校舎、地元産材8割以上活用 住友林業の木造混構造で

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「春日井高等学校」1号棟校舎(出所:住友林業)
「春日井高等学校」1号棟校舎(出所:住友林業)

住友林業(東京都千代田区)は4月15日、木造混構造を採用した「愛知県立春日井高等学校」1号棟校舎が完成、使用を開始したと発表した。建物には約525m3分の木材を使用しており、そのうち約85%にあたる約454m3分は愛知県産を活用。1500m2を超える耐火建築物としては、県内の公立高等学校の初の木造校舎となる。

耐震強化し、窓開口部大きく確保した一体構造

木造と鉄筋コンクリート造をピン接合した一体構造で、平面混構造の木造部分は床面に鉄筋ブレースを設置し耐震性を強化。この構造では、地震発生時には鉄筋ブレースを通じて地震力が鉄筋コンクリート造部分に伝わるため、壁面の筋交いなどの斜材も削減でき、窓枠の開口が大きくとれることで、明るく開放的な学習環境を創出できるという。

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