環境省、企業向けに生物多様性保全の手引書 改訂版を公表

環境省は4月7日、生物多様性の保全に取り組もうとする事業者向けに、基礎的な情報や考え方などを取りまとめた「生物多様性民間参画ガイドライン」(第3版)を公表した。5年ぶりに改訂となる。国内外の最新の状況に対応するとともに、事業者が生物多様性への配慮を行う際に課題となっている「目標設定」と、近年顕著な動きがある「情報開示」について解説した。
2021年にG7サミットで合意された「自然協約」では、2030年までに生物多様性の損失を止めて反転させるという目標(ネイチャーポジティブ)が合意された。今回のガイドラインは、「ネイチャーポジティブ」経済実現のための重要な要素である、各企業の「ネイチャーポジティブ経営」に関する基本的指針をまとめている。