三菱ケミカルら、UAEで「カーボンリサイクルケミカル」製造事業調査

三菱ケミカルグループ（東京都千代田区）とINPEX（同・港区）は7月18日、アラブ首長国連邦（UAE）の再生可能エネルギー企業Masdarと、世界初となる商業規模のCO2とグリーン水素由来のポリプロピレン製造を含む「カーボンリサイクルケミカル」製造事業の実現に向けた共同調査を開始すると発表した。

この共同調査は「e-メタノール」を原料とし、プロピレンを経由して、プラスチックの一種であるポリプロピレンを製造するカーボンリサイクルケミカル製造事業の商業規模での実現可能性を検証するもの。e-メタノールとは、CO2と再生可能エネルギー由来の電力を用いて製造した水素（グリーン水素）を原料とする合成メタノール。