IHI、セメント不使用のコンクリート製品化 CO2最大8割削減

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(左)セメノン(™)の練上り性状、(右)CO₂の削減効果(出所:IHI)
(左)セメノン(™)の練上り性状、(右)CO₂の削減効果(出所:IHI)

IHI(東京都江東区)とIHI建材工業(同・墨田区)は4月17日、横浜国立大学、アドバンエンジ(新潟県新潟市)と共に、セメント不使用でもセメントコンクリートと同等の強度特性が得られる建設新材料・ジオポリマーコンクリート「セメノン(™)」を開発したと発表した。

セメントコンクリートのCO2排出量の大部分は、セメントを製造する際の高温焼成に起因する。セメノンはセメントを使用しないため、従来のセメントコンクリートと比較して製造過程のCO2排出量を最大で約80%削減できる。CO2貯留・固定化の技術と組み合わせることで、カーボンニュートラル、カーボンネガティブも可能となる。

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