【米国】建物を炭素貯蔵構造へ エネルギー省、研究開発に3900万ドル拠出

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米国エネルギー省(DOE)は6月13日、建物を炭素貯蔵構造に変えることができる技術の研究開発に3900万ドルを拠出すると発表した。米国の大学や研究機関が18のプロジェクトに取り組む。建物に貯蔵される炭素の総量を増やして炭素吸収源とし、建設過程で排出される以上の炭素を、大気中から吸収することを目指す。

採択されたプロジェクトのうち、ペンシルバニア大学(金額:2,407,390ドル)は、炭素吸収コンクリート混合物を使用し、中規模のカーボンネガティブな建築構造の設計を行う。炭素吸収のための表面積を最大化した高性能床システムを開発し、新たなコンクリート混合物やバイオベースの炭素貯蔵材料を使用し、部品の3Dプリントなどを行う。

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