LNG未利用冷熱を活用、大気中のCO2回収 日揮が装置開発に着手

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LNG未利用冷熱を活用した、大気中のCO2分離回収イメージ(出所:日揮ホールディングス)
LNG未利用冷熱を活用した、大気中のCO2分離回収イメージ(出所:日揮ホールディングス)

EPC事業会社の日揮(神奈川県横浜市)は4月26日、液化天然ガス(LNG)未利用冷熱を活用したDAC(大気中のCO2分離回収)の技術確立に向け、ベンチスケール(試験装置)の詳細設計を完了し、年間50トンのCO2を回収するパイロット装置の開発に着手すると発表した。

LNGは天然ガスをマイナス162度に冷却した液体で、LNG受入基地で再ガス化すると多くの冷熱が放出される。この冷熱は十分利用されていない一方で、動力や電力を生み出すエネルギー源として近年注目されている。同事業では化学吸収法によるDACを、LNG未利用冷熱によって抜本的に省エネルギー化する技術を開発する。

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