TOYO、インドネシアで地熱エネルギー利用最適化に向けた事業開始へ

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MPI本社での署名式の様子(出所:東洋エンジニアリング)
MPI本社での署名式の様子(出所:東洋エンジニアリング)

東洋エンジニアリング(TOYO/千葉県習志野市)は2月19日、インドネシアの企業PT Medco Power Indonesia(MPI)と、地熱エネルギー利用最適化を目的とした全体開発計画に関する覚書を締結したと発表した。インドネシアは地熱資源量・設備容量ともに世界2位で、2030年までに5.7GWを目指している。

従来型地熱発電の課題を解決する「地熱クローズドループ技術」

地熱エネルギーは、カーボンニュートラル実現に向けたエネルギー源として期待されている。一方で、開発リスクや枯渇リスク、温泉事業との共存や国立公園規制などに課題がある。

TOYOが開発を続けている地熱クローズドループ技術は、地上と地下をつなぐループを設置し、内部に流体を循環させ地下に存在する熱資源を活用する発電方式。従来の地熱発電方式よりも岩質や水理地質構造への依存度が低い発電方式で、適用可能地域の選択肢が大幅に拡大することや、配管内へのスケール付着による流量低下、腐食といった従来型地熱発電の課題発生可能性が低くなるなどのメリットがある。

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