全日本空輸(東京都港区)と日本航空(同・品川区)は1月17日、伊藤忠商事(同・港区)を通じて、米国のベンチャー企業Raven SRが製造したSAFを調達すると発表した。
両社は今後10年間、Raven製SAFの供給を受ける。初年度にあたる2025年の供給量は5万トンで、その後は段階的に増やし、10年目は年間20万トンを調達する予定だ。
SAFを仲介する伊藤忠商事は、世界に幅広い就航ネットワークを持つ両社に供給することで、2030年航空燃料全体の10%をSAFに置き換えるという政府目標の実現に大きく寄与できると考えている。