産総研、PET関連物質を嫌気性分解

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PET関連物質の嫌気性分解に関する研究成果の概要
PET関連物質の嫌気性分解に関する研究成果の概要

産業技術総合研究所は7月11日、ペットボトルなどに用いられるポリエチレンテレフタレート(PET)のモノマーであるテレフタル酸ビス(2-ヒドロキシエチル/BHET)や、PET原料である難分解性物質テレフタル酸ジメチル(DMT)の分解が嫌気性環境で生じることを解明し、その浄化機構を微生物の培養とゲノム情報に基づき新規提案をしたと発表した。

環境中に排出されたプラスチック類は、物理化学的あるいは微生物による分解を受け、マイクロプラスチックやナノプラスチックなどに微細化される。分解過程ではさまざまな副産物を環境中へ流出させるが、地下圏や河川・湖沼・海洋の堆積物(底質)などの嫌気性環境での分解挙動はよく知られていない。

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