都、使用済み太陽光パネルのリサイクルを行う事業者を公募

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東京都は7月10日、使用済みの住宅用太陽光パネルのリサイクルを行う産業廃棄物中間処理業者の公募を開始した。期間は11月8日まで。

産業廃棄物中間処理業者の要件

公募要件として、以下すべてを満たすことが求められる。

  • 首都圏に所在する施設において、都が定めるリサイクル方法で、シリコン系の使用済住宅用太陽光パネルのリサイクルを行うことができる者
  • 都が定めるリサイクル方法で、2020年4月1日から申請日の前月末までの期間において、首都圏(東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県)で使用済太陽光パネルの中間処理を1年以上行った実績がある者

※中間処理の実績は、住宅用太陽光パネルに限らず、事業用太陽光パネルの実績を含む。

都が定めるリサイクル方法は以下の通り。

太陽光パネルを構成する素材 処理方法 再生利用率
アルミとガラス アルミとガラスを分離し、アルミおよびガラスについて、それぞれ再生利用を行う。 再生利用と熱回収の合計の重量が、使用済住宅用太陽光パネルの総重量の80%以上となるように処理を行うこと。
ただし、熱回収に算入できる重量は、使用済住宅用太陽光パネルの総重量の20%までとする。
セル、封止材、バックシート アルミとガラスを分離した後のセル、封止材およびバックシートについて、次のいずれかの方法により処理すること。
(ア)有用金属の再生利用(非鉄金属精錬業者への引渡し)
(イ)溶融処理によるスラグの再生利用
(ウ)熱回収施設における熱回収

調査と指定、事業の実施期間

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