岡山大ら、カーボンナノチューブ糸の作製に成功 低温域で高い熱電変換性能

岡山大学らの研究チームは5月5日、カーボンナノチューブ(CNT)を無数に束ねた「CNT紡績糸」を高結晶化する通電加熱処理とn型ドーピングのプロセス開発により、150℃以下の低温域において高い熱電変換性能を実現したことを明らかにした。
排熱を電気に変える新技術への適用に期待
CNT紡績糸は、CNTが基板に垂直に配向したCNTアレイから糸をより出すことで作製できる。今回の研究では、このCNT紡績糸に通電加熱処理による高結晶化、n型ドーパント分子である「N-DMBI」による分子ドーピングによる電子状態制御を行い、CNT紡績糸の熱電変換特性の向上を試みた。
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