東洋インキグループ、車載電池材料の北米第2拠点を設立 生産能力4倍へ

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ライオケム・イー・マテリアルズ合同会社 外観(出所:東洋インキSCホールディングス)
ライオケム・イー・マテリアルズ合同会社 外観(出所:東洋インキSCホールディングス)

東洋インキSCホールディングス(東京都中央区)は2月13日、リチウムイオン電池正極材用導電カーボンナノチューブ(CNT)分散体の北米第2拠点として、ライオケム・イー・マテリアルズ合同会社(米ケンタッキー州)を設立したと発表した。2025年の量産開始を計画する。生産能力を現行の4倍まで引き上げ、米国車載電池市場の急速な需要拡大に対応する。

東洋インキグループのリチウムイオン電池正極材用導電CNT分散体は、2021年にSKオンに採用され、米国ではライオケム(ジョージア州)から製品供給を行ってきた。追加投資を行い設備増強を進めているものの、北米エリアでの急激な需要増加に伴い生産能力が不足することから新拠点の設立を決めた。

なお、新会社はリチウムイオン電池関連材料事業のパートナーである稲畑産業(東京都中央区)と1月に設立した。

米国は30年までに、国内販売新車の50%以上を電動車・燃料自動車に

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