王子HD、紙に再資源化できるコップ原紙開発

王子ホールディングス(東京都中央区)は7月12日、グループ会社の王子パッケージング(同・江戸川区)とともに、水系樹脂コーティング技術を活用した、マテリアルリサイクルに対応した環境配慮型コップ原紙の開発に成功したと発表した。
紙コップや牛乳パックなどに使われるラミネート紙は、現行の紙リサイクルシステムではラミネート層の剥離が困難なため一般的に禁忌品扱いとなっている(難古紙再生設備を保有する会社でのみリサイクルが可能)。ほとんどが可燃ごみとして扱われ、マテリアルリサイクルの観点では課題が残る。また、牛乳パックなどリサイクルシステムが構築されたものでも、紙原料から取り除かれたプラスチック部分は燃料などとして利用されている(サーマルリサイクル)。
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