世界初・中性子ビームで燃料電池内部の水を可視化

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は7月12日、高エネルギー加速器研究機構(KEK)、日本原子力研究開発機構(JAEA)など5者が、パルス中性子ビームにより、実機サイズの車載用燃料電池セル内部の水の可視化に世界で初めて成功したと発表した。
この成果の活用により、車載用燃料電池の性能を検証するために実際に行われる試験(負荷条件、温度条件、ガス流量条件)と同時に、燃料電池の性能を左右する内部の生成水の挙動をその場で観察することが可能となる。
また、この知見はすぐに製品開発に反映できることから、燃料電池のさらなる高性能化・低コスト化につながり、燃料電池自動車(FCV)の普及拡大や運輸部門等での温室効果ガス排出削減が期待される。
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