100%アンモニア燃料でガラス溶融、CO2削減技術開発 日本山村硝子

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(左)ガラス溶融実験、(右)ガラス溶解炉のイメージ図(出所:日本山村硝子)
(左)ガラス溶融実験、(右)ガラス溶解炉のイメージ図(出所:日本山村硝子)

日本山村硝子(兵庫県尼崎市)は1月31日、アンモニアを100%使用した燃焼によって、ガラスびんに使用されるソーダ石灰ガラスの原料の溶融に成功したと発表した。燃料としてのアンモニアは、化石燃料と異なり炭素を含まないため燃やしてもCO2が発生しない。同技術について「ガラス産業においてCO2排出量を削減する一助となる」(同社)としている。

大阪大学大学院 工学研究科 赤松史光教授のグループ、東京ガス(東京都港区)、関西電力(大阪府大阪市)との共同研究によるもの。4者はアンモニアを燃料に用いたガラス溶解炉向けの燃焼技術の開発に取り組んできた。共同研究者らは、アンモニア直接燃焼等の基盤技術の研究を実施しており、日本山村硝子はこれをガラス溶解炉向けの技術に活かした開発を行っている。

アンモニアを用いたガラス溶融技術の開発を推進

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