キヤノン、プラスチックの高度選別法を開発 計測が難しい黒色プラにも対応

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選別装置(内部)イメージ(出所:キャノン)
選別装置(内部)イメージ(出所:キャノン)

キヤノン(東京都大田区)は7月12日、可視光を通さず反射もしないことから、リサイクル工程で選別する際に判別が難しいとされていた黒色プラスチック片について、高精度に選別できる「トラッキング型ラマン分光技術」を開発したと発表した。同選別法を導入したプラスチック選別装置は2024年上期に発売予定。

同社は、レーザー光をプラスチック片に照射し、物質の分子情報を取得する「ラマン分光法」とキヤノンの計測・制御機器を組み合せ、黒色も含めたプラスチック片を高速かつ高精度に同時選別する「トラッキング型ラマン分光技術」を開発した。

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