丸紅新電力、BG事業者向けに新たな電力卸供給メニュー

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丸紅新電力(東京都千代田区)は8月1日から、同社の需要バランシンググループに参画する小売事業者(BG事業者)を対象に、市場価格連動を基本として部分的に固定価格を併用する電力卸供給の提供を開始する。

同サービスでは、同社がBG事業者へ供給する卸電力量に応じた卸供給料金単価として、日本卸電力取引所のスポット市場価格を基本としつつ、BG事業者からの申し出に応じて、部分的に固定卸供給料金単価での卸供給を実施する。

市場価格が比較的低位に推移すると見込まれる期間においては卸供給料金単価を市場価格に連動することで比較的安価な単価となり、市場価格の高騰リスクを回避したい期間においては固定卸供給料金単価とすることで、想定外の卸供給料金単価上昇リスクを限定することが可能になるという。

同社は、出力が変動する再生可能エネルギー電源や火力発電所など幅広い電力調達の経験と、先物・先渡市場の活用が先行する英国電力市場などでの電力取引におけるリスクマネジメント経験を活かし、同サービスを実現するという。また同サービスを通じて、BG事業者に対して、市場価格の高騰リスクの低減に寄与しつつ、安定的な電力事業環境の実現に貢献するとしている。

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