建設機械の脱炭素化に本腰 国交省、GX建機の補助や燃費基準も強化

国土交通省は5月26日、「建設施工の地球温暖化対策検討委員会」を開催し、建設現場のカーボンニュートラル実現を加速する取り組みについて検討した。4月に公表した「土木工事の脱炭素アクションプラン」に基づく建設機械の脱炭素化について、今後の方向性を確認したとともに、GX建設機械の導入・普及に向けた取り組みやエネルギー脱炭素技術の活用など、建設現場の脱炭素化に関する具体的な施策について議論した。
建機の脱炭素化を実現する3つのロードマップ
国交省が公表した「脱炭素アクションプラン」では、3つのリーディング施策のうちの「建設機械の脱炭素化」について、「エネルギー効率向上」「次世代燃料使用の促進」「施工の効率化」の3つ柱とその実現に向けたロードマップが示されている。今回開催した同委員会では、このロードマップに従い、2025年以降に取り組む具体的な施策について検討した。