三菱電機、わずかな動きで発電するモジュール開発 床発電への応用も視野に

三菱電機(東京都千代田区)は2月12日、自然界のわずかな動きで発電する電磁誘導発電モジュールを開発したと発表した。そよ風や弱い水流、人が床を踏む動きなどの動きがあれば発電可能で、数ミリワット(mW)程度の配線と電池交換が不要な機器・センサーの電源としての活用が期待される。
磁石位置や磁気誘導ヨークの配置位置に着目
同社は、独自の複合磁気ワイヤーを用いたコイル型の発電素子と発電素子にかかる磁界を増大させる磁気回路で構成された電磁誘導発電モジュール開発を手がけ、すでに従来の電磁誘導発電素子の1万倍以上という高出力を実現している。