エネ格差の改善には効率向上、さらなる投資が必要 IEA、IRENAら連名で

国際エネルギー機関(IEA)、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)、国連統計局(UNSD)、世界銀行、世界保健機関(WHO)は6月6日、連名でSDG7に関する報告書「Tracking SDG7: The Energy Progress Report, 2023」を発表した。世界的なエネルギー格差は依然として続いているとし、エネルギー効率改善の加速や、投資が不十分な地域への対応を求めた。
SDG7とは、SDGsの7番目、「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」のことを指す。手頃な価格で、持続可能で近代的なエネルギーへのアクセスの確保、大幅なエネルギー効率の改善、世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合の増加などを目標としている。
世界ではエネルギー危機の影響もあり、電力部門における再エネ利用率やエネルギー効率はは向上し続けているものの、SDG7の達成は現状のままでは厳しいと報告書は述べている。
電力のアクセス不足 アフリカに集中
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