クボタら3社、フィリピンで水田由来のメタン排出削減へ 共同実証開始

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クボタ(大阪府大阪市)、東京ガス(東京都港区)、クレアトゥラ(同)は2月28日、 フィリピンで、水田由来のメタン排出削減に向けた共同実証を開始していることを明らかにした。水田由来のメタン排出削減が期待される水管理手法「Alternate Wetting and Drying(AWD)」の普及とともに、同手法の民間JCMプロジェクト登録を目指す。

メタン排出量を約30%削減できる技術

AWDは水稲の栽培期間中、水を抜いて水田の地表面を十分乾燥させた後、再度湛水するという潅水制御を複数回にわたって繰り返すというもので、一時的に水田から水を抜くことにより、常時湛水時と比べて、水田土壌内に存在するメタン生成菌の活動を抑制する。メタン排出量を約30%削減、灌漑用水の使用量を最大47%削減できる。

今回の実証事業では、農家に対し種子の選定方法や土壌の管理方法、AWD実施方法を含む農業の高度化に資するトレーニングを実施し、AWDの課題やリスクを抽出する。

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