廃棄物焼却由来CO2で微細藻類を培養 CCU技術を共同研究、ミダックら

  • 印刷
  • 共有
(出所:アルヌール)
(出所:アルヌール)

アルヌール(東京都渋谷区)とミダック(静岡県浜松市)は4月3日、微細藻類培養CCU(CO2分離回収・有効利用)技術に関する共同研究契約を締結した。焼却由来CO2を利用して微細藻類を栽培し、高付加価値物質「フコキサンチン」を生産することで、経済性を確保しながらCO2削減を目指す。

フコキサンチンは、がん・糖尿病・肥満などに対する生理的活性が期待されるとして活発に研究がなされている物質だが、フコキサンチンを生成できる微細藻類の大量連続培養が難しく、仮に市場が形成されても安定供給が難しいといった課題がある。フコキサンチン生成微細藻類の連続培養技術に強みを持つアルヌールと、廃棄物処理業者のミダックが協働することで、大量生産・安定供給の技術開発を加速させる。これによりフコキサンチン事業創出と、CO2排出量削減を図る。

続きは無料の会員登録(必須情報入力)完了後にお読みいただけます。

  • 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
  • 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
  • 有料記事などに使えるポイントを貯められる
  • クリッピング機能で要チェック記事をストックできる

関連記事