30MW級ガスタービン向け、水素30%混焼DLE燃焼器発売

川崎重工（東京都港区）は8月2日、水素を体積比30%までの割合で天然ガスと混焼し、安定した低NOx（窒素酸化物）運用を実現する30MW級ガスタービン「L30A」向けDLE（Dry Low Emission）燃焼器の販売を開始したと発表した。すでに8MW級「M7A-03D」、1.8MW級「M1A-17D」では、同燃焼器を市場投入しており、今回で3機種目。

DLEは、水や蒸気の噴射に拠らず燃焼温度を低く制御することでNOx排出量を削減する方式。同社のDLE燃焼器は、希薄予混合燃焼と追焚き燃焼を組み合わせた独自の方式を採用している。