三菱重工、エジプト石油精製大手に水素燃焼技術導入 23年末に専焼へ

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調印式の様子(出所:三菱重工業)
調印式の様子(出所:三菱重工業)

三菱重工業(東京都千代田区)は6月27日、エジプトのオイル・ガス企業大手であるアレキサンドリア石油精製・化学社(ANRPC)と、水素燃焼技術の導入に関する契約を締結したと発表した。ANRPCの既存の重油バーナーを水素・天然ガス焚きに更新し、精油プロセスで副生する水素ガスをボイラー燃料に有効活用することでCO2排出を大幅に削減する。2023年末までに最大で水素100%の専焼を可能にする予定だ。

三菱重工はANRPCと、ANRPCに脱炭素化目標達成に向けた高度な水素燃料転換技術のソリューションを提供するフルターンキー契約(設備一括請負契約)を締結した。ANRPCは1999年に設立されたエジプト最大の石油精製会社。同ソリューションは、エジプトのガソリン供給量の30%を国内消費向けに供給している、同社のアレキサンドリアの製油所に導入される。

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