都水再生センター内に、リン回収システム完成 下水汚泥から肥料を生成

メタウォーター(東京都千代田区)と太平洋セメント(同・文京区)は1月30日、「下水再生りんを製造するりん回収・肥料化施設」が東京都江東区の砂町水再生センター(東部スラッジプラント)内に完成し運転を開始したと発表した。同施設を活用し、新たなリン回収技術の普及拡大を目指す。
下水汚泥からリンを回収し、肥料に変える
同施設は2023年2月、国土交通省の「下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)」に採択されたことを受けて、新たなリン回収システムによる下水道の資源化に関する実証研究を行うためのもの。
吸収性・沈降性を併せ持つリン回収資材を用いて、汚泥の脱水過程で発生する高濃度のリンを含んだ排水である「下水汚泥脱水分離液」からリンを効率的に回収し安定的なリン資源を生成する。回収物は「リン酸カルシウム副産肥料」として肥料登録できるという。
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