コマツ、鉱山向けダンプのゼロエミ化推進へ　米エンジンメーカー大手と協業

コマツ（東京都港区）は6月29日、米国エンジンメーカー大手の「Cummins Inc.（カミンズ）」社と協業を開始すると発表した。今後、両社は水素燃料電池ソリューションを含め、鉱山向けダンプトラックのゼロエミッション動力源の技術開発を推進していく。

今回の協業は、2021年8月にコマツが公表した、いかなる動力源でも稼働可能なコンセプト「パワーアグノスティックトラック」開発の一環で、鉱山現場の課題である温室効果ガス（GHG）を削減するとともに、カーボンニュートラルへの貢献を目指すもの。

両社は、カミンズが保有するバッテリー、燃料電池システム、水素生成システムなどの幅広い動力源に関する技術や知見と、コマツが保有する鉱山機械の開発技術および鉱山オペレーションの最適化ソリューションについての知見を活用し、まずは、鉱山向けダンプトラックの動力源の技術開発を検討する方針だ。