大阪ガス、SOECメタネーション試験をベンチスケールへ 新施設竣工

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SOECメタネーションベンチスケール試験装置(出所:大阪ガス)
SOECメタネーションベンチスケール試験装置(出所:大阪ガス)

大阪ガス(大阪府大阪市)は6月3日、再生可能エネルギーを用いて水とCO2から一気通貫で都市ガスの主成分であるメタン(e-メタン)を合成する「SOECメタネーション」のベンチスケール試験施設が完成したと発表した。2024年度から実施してきた一般家庭2戸相当のラボスケールからスケールアップし、同約200戸に相当する実証を行う。

大阪ガスが開発したメタネーション触媒を搭載したベンチスケール装置

SOECは固体酸化物を用いた電気分解素子で、SOECを用いたメタネーション技術では、SOEC電解装置において再エネなどを用いて水やCO2を電気分解し、生成した水素や一酸化炭素からメタン合成反応装置において触媒反応を用いてe-methane(e-メタン)を合成する。ベンチスケール試験装置には、大阪ガス開発のメタネーション触媒が搭載されている。

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