東芝ESS、モビリティ向け超電導モータ開発 「航空機電動化にも貢献」

東芝エネルギーシステムズ(神奈川県川崎市)は6月23日、大型モビリティにも適用可能な、モビリティ向け超電導モーター試作機を開発したと発表した。最高出力2MWの大出力で、軽量・高出力密度・高速回転を実現。同社の調べによると、大出力の高速超電導モーターの実現は世界初の事例だという。今後、モビリティ業界との連携を進め、2020年代後半の事業化を目指す。
今回、同社が長年培ってきた高速回転機の製造技術と超電導技術を活用し、最高出力2MWの小型高速超電導モーター試作機を開発した。原子力発電や火力発電向けの発電機や超電導製品を開発・製造している同社京浜事業所で、関連する技術者を集結させ開発した。今回開発した超電導モーターは、一般的な同レベルの出力モーターと比べて10分の1以下の軽量化と小型化を実現。同社は「航空機の電動化にも大きく貢献できると考えている」としている。さらなる軽量化を図り、社会実装への取り組みを加速する。
求められる航空機システム全体の進化
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