DOWAホールディングス(東京都千代田区)は11月7日、子会社のDOWAエコシステム(東京都千代田区)、秋田大学(秋田市手形学園町)の研究グループとの共同研究により、熱処理後の使用済み車載用リチウムイオン電池からの正極材リサイクルに成功したとを発表した。
両者は今回、熱処理で不活性化した使用済みリチウムイオン電池から回収した、不純物を一定程度含む正極材成分であるブラックマスを原料に再び正極材を製造した。この結果、蓄電容量や繰り返し充放電に対する安定性において、市販されている車載用リチウムイオン電池と同等の特性が得られたという。