三菱商事、製鉄プロセスに水素活用 オーストリア実証事業参画

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ウィーンで行われた調印式の様子(出所:プライメタルズ テクノロジーズ)
ウィーンで行われた調印式の様子(出所:プライメタルズ テクノロジーズ)

三菱商事(東京都千代田区)は4月9日、英プライメタルズ テクノロジーズなどと共同で、オーストリアにおいて、水素を用いた製鉄プロセスの実用化に向けた実証事業を行うと発表した。還元鉄製造の新技術確立と電気製鉄炉の開発を目指す。

鉄鋼業界の脱炭素化に向けた新技術「HYFOR」「スメルター」を採用

この事業には、両社のほか、資源大手の英リオ ティント、オーストリア鉄鋼メーカーのフェストアルピーネも参画する。オーストリア・リンツにあるフェストアルピーネ製鉄所内に、毎時3トンの生産能力を持つデモプラントを建造。同設備を用いて実証を行う。稼働開始は2027年半ばを予定している。

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