大林組、浪江町で水素供給網の実証 70MPa充填を実施へ

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画像はイメージです
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大林組(東京都港区)は1月19日、福島県浪江町で実施中の「水素供給低コストモデル構築」に向けた実証事業において、国内で初めて水素ステーションで高圧容器へ70MPaまで水素を充填し搬送する取り組みを開始すると発表した。新たな水素供給ネットワークとともに、水素サプライチェーン統合管理システム(統合EMS)、水素供給の連携と地域マイクログリッドの構築を目指す。

水素輸送用高圧容器の性能が大幅向上 19.6MPa→70MPa

高圧容器のカスケード利用のイメージ(出所:大林組)
高圧容器のカスケード利用のイメージ(出所:大林組)

水素の搬送では、トヨタ自動車(愛知県豊田市)燃料電池自動車「MIRAI」で採用されてる高圧水素貯蔵技術を応用する。水素ステーションで最高充填圧力70MPaの高圧容器に70MPaまで水素を充填し、その後トラック搬送により供給する。

これまでの実証では、19.6MPaの容器で水素を搬送していたが、今回の高圧容器の採用により、一度に大量の水素を搬送することができ、効率化が図れる。

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