JFEら、海底地盤改良の新工法 鉄鋼スラグ活用材で

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バッチ式原位置混合工法の施工船(出所:JFEスチール)
バッチ式原位置混合工法の施工船(出所:JFEスチール)

JFEスチール(東京都千代田区)、日本製鉄(同)、五洋建設(同・文京区)、東亜建設工業(同・新宿区)、日本海工(兵庫県神戸市)の5社は8月18日、鉄鋼スラグ活用材料「カルシア改質土」を使用して軟弱な海底地盤の表層改良を可能とする「バッチ式原位置混合工法」の共同開発を進めており、7月から約2か月にわたって広島港出島地区の実海域で実証試験を行っていると発表した。

実証試験は国土交通省中国地方整備局と広島県の協力のもと実施している。カルシア改質土は、軟弱な浚渫土に製鋼スラグを原料としたカルシア改質材を混合し物理的・化学的性状を改質した材料。強度が発現して固化するなどの特性を有していることから、浚渫土の有効活用技術として埋立て材や浅場・干潟の造成材の材料などに適用されている。

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