三菱重工、洋上石油・ガス生産貯蔵積出設備にCO2回収技術提供

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SBMオフショア社幹部による三菱重工本社訪問の様子(出所:三菱重工業)
SBMオフショア社幹部による三菱重工本社訪問の様子(出所:三菱重工業)

三菱重工業(東京都千代田区)は9月15日、オランダ・SBMオフショア社と、浮体式石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO)向けCO2回収モジュールの商用化に関する協業契約を締結したと発表した。

具体的には、FPSO業界大手であるSBMオフショア社は、FPSO向けCO2回収モジュールに、三菱重工業独自のCO2回収技術である「Advanced KM CDR ProcessTM」を採用する。CO2回収モジュールをFPSOへ搭載し、同設備の発電用ガスタービンから排出されるCO2を回収することで、温室効果ガスの排出を大幅に削減することが可能となる。これにより、FPSOからのCO2排出量は従来と比べて最大約70%削減できる見込み。両社のノウハウを持ち寄り、早期の実用化を図る。

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