住友商事、水素でディーゼルエンジンの燃費改善・CO2削減へ 実証開始

住友商事(東京都千代田区)は4月13日、水素を活用し、港湾荷役車両などのディーゼルエンジンの商用車・特殊車両のCO2排出量削減、燃費改善に取り組むと発表した。シリコンバレーのスタートアップ企業Hydrogen On Demand Technologiesが開発した、水素を活用して燃焼効率を上げる装置「D-HAT」を活用し、3月から、名古屋港で実証実験を開始した。
「D-HAT」は、トラック・バス・重機・船舶などの輸送機に搭載される8リットル以上の大型ディーゼルエンジン向けの製品。水を電気分解して毎分4リットルの水素を生成し、高圧水素タンクで貯蔵せずディーゼルエンジンに送り込み、水素により燃焼効率を高める。従来のエンジンの性能は維持しつつ、燃費を向上させ、軽油使用量とCO2を含む排気ガスの量をそれぞれ10%から15%削減するという。
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