東レ、GX・次世代モビリティの研究・技術開発を強化　新研究拠点を設置

東レ（東京都中央区）は2月21日、グリーントランスフォーメーション（GX）への対応の加速と、多様な次世代モビリティ向けの研究・技術開発を強化する目的で、名古屋事業場（愛知県名古屋市）内に新研究棟を設置すると発表した。顧客・アカデミア連携、グローバル研究・技術開発のハブ機能としての発展を目指すとしている。

「グリーンとナノの融合」をコンセプトとして、社内外の幅広い要素技術を掛け合わせ素材開発を推進する。さらに、研究段階からの化学工学的視点の取り込みや、デジタルソリューション提案力を強化する。社会全体での温室効果ガス（GHG）排出削減に向けた素材開発・プロセス設計・顧客提案を一体となって推進する体制を構築する考え。