Jオイルミルズ、「食べられない植物」からSAF生成 国際規格適合を目指す

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テリハボクの種子(出所:J-オイルミルズ)
テリハボクの種子(出所:J-オイルミルズ)

J-オイルミルズ(東京都中央区)は10月15日、食料と競合しない非可食植物であるテリハボクの種子からSAF成分を含む油の生成に成功したと発表した。今後、SAFの国際的な品質規格であるASTM規格への適合や環境認証であるCORSIA適格燃料への登録を目指す。

食料用農地とも競合が少ないテリハボク

テリハボクは、東南アジアなどに分布する亜熱帯植物で、日本では沖縄県で主に街路樹や防風林として利用されている。その種子は非可食であり、胚珠の中には油分が40%〜50%と多く含まれているのが特長で、乾燥地や塩分濃度の高い土地など農地に適さない土地でも栽培可能で、食料用農地とも競合が少ないため、SAF原料として注目されてきた。

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