IHI、航空機エンジンを脱炭素化 発電機構造を見直し効率改善

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エンジン内蔵型電動機(出所:IHI)
エンジン内蔵型電動機(出所:IHI)

IHI(東京都江東区)は1月12日、国内企業と連携し、ジェットエンジン後方に搭載可能な1MW級エンジン内蔵型電動機を世界で初めて開発したと発表した。エンジンを含む航空機システムの最適化により、さらなる低燃費化を図る。

高密度成形コイル技術・排熱システム技術を活用

同社は2020年3月、現在運航中の旅客機に搭載される発電機容量クラスとしては最大となる250kW級のエンジン内蔵型電動機の開発に成功している。

今回の開発では、当時開発した300℃耐熱絶縁被膜を有する高密度成形コイル技術や、新開発の排熱システム技術に加え、発電機構造を見直すことで効率を改善し、1MW級の出力が可能な電動機を実現した。なお、同電動機は、出力要求の変化に応じて柔軟に対応できる。

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