21年度のエネ需給実績を発表 電力量構成、再エネが20%超に

資源エネルギー庁は11月22日、2021年度エネルギー需給実績(速報)を取りまとめ公表した。最終エネルギー消費は前年度比2%増加、一次エネルギー国内供給は同3.4%増加した。エネルギー起源CO2排出量は同1.2%増加したものの9.8億トン(2013年度比20.7%減)と、2020年度に引き続き10億トンを下回った。発電電力量の構成では再エネが同0.5%ポイント増の20.3%となった。
国内供給では化石燃料は同1.4%増となり8年ぶりに増加した。再生可能エネルギー(水力含む)は9年連続で増加。またエネルギー自給率(IEAベース)は、前年度比2.1%ポイント増の13.4%となった。需要動向では、家庭部門で、新型コロナウイルス感染の落ち着きによる在宅時間減の影響などから前年度比減少。企業・事業所他部門は、前年度の需要減からの回復影響などから増加した。