アンモニア燃料船の「N2O除去」「燃料漏えい対策」装置開発へ GI基金

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アンモニア燃料船のイメージ(出所:新エネルギー・産業技術総合開発機構)
アンモニア燃料船のイメージ(出所:新エネルギー・産業技術総合開発機構)

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は3月7日、グリーンイノベーション(GI)基金事業「次世代船舶の開発」プロジェクトのうち、「アンモニア燃料船の開発」において、より高い安全・環境性能を実現するため、追加で2つの研究開発テーマと実施者を決定したと発表した。

このうち、日立造船(大阪府大阪市)と日本郵船(東京都千代田区)は、アンモニア燃料船に搭載する亜酸化窒素(N2O)を除去する装置(N2Oリアクタ)の開発に取り組む。アンモニアは、燃焼時にCO2の約300倍の温室効果があるN2Oを発生するため、アンモニアを燃料とするためには、N2Oの発生を低減する対策が必要となる。N2Oの排出を可能な限りゼロに近づける対策も求められている。

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