NOK、ENEOSと共同でシール製品の摩擦を4割削減するゴム材料を開発
NOK(東京都港区)は5月9日、ENEOS(同・千代田区)と、低摩擦で環境負荷を低減する新たなゴム材料「自己潤滑ゴム」を初めて共同開発したと発表した。機械の回転軸などに用いられるオイルシールなどシール製品の摩擦を、従来と比べ最大約40%低減し、潤滑が難しい環境下でも従来どおりの密封性を保つゴム材料だ。
EVのモーターや駆動ユニットの部品として、製品化目指す
ゴムの配合を工夫することにより分子スケールで界面を制御し、少ない潤滑油でも効率よく摩擦を減らすことができる。同材料で試作したオイルシールで実験を行ったところ、これまでのNOK製の低摩擦オイルシールと比べ、平均で約30〜40%摩擦を低減するとともに密封機能には差がないことを実証した。
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