【米国】米シェブロン、使用済み食用油を燃料に再利用 循環経済目指す

米国の石油大手のシェブロンは2月9日、食用油管理事業を行うレストラン・テクノロジーズと提携し、レストランなどから出た使用済み食用油をトラックの燃料として再利用する取り組みを発表した。顧客の廃棄物を削減し炭素排出源を支援することで、循環型燃料経済の発展を目指す。
レストラン・テクノロジーズは、レストランから使用済みの食用油を回収し、その使用済み食用油を、自社の物流拠点からシェブロンの処理施設に輸送する。使用済み食用油は処理施設でバイオディーゼルや再生可能ディーゼルなど、より低炭素な燃料に転換される。低炭素燃料はシェブロンがレストラン・テクノロジーズのアイオワ州のデモイン拠点に配送し、レストラン・テクノロジーズのトラック燃料として再利用される。なお、この取り組みはデモイン拠点での実証実験の後、カリフォルニア拠点にも展開する予定で、その際には、すべてが再生可能ディーゼルになる予定だという。
続きは有料会員登録後にお読みいただけます。
- オンラインでは実務に直結する有益なオリジナル記事を掲載
- 登録月(購入日~月末)は無料サービス
- 環境設備の導入・営業に役立つ「補助金情報検索システム」も利用可能
- 月額
- 1,300円(税込)
- 年額
- 15,600円(税込)