東京ガス、水電解装置の低コスト化へ 米スタートアップと提携

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CDEで合成した電極触媒の活性を評価している様子(出所:H2U社)
CDEで合成した電極触媒の活性を評価している様子(出所:H2U社)

東京ガス(東京都港区)は3月9日、水電解装置の低コスト化に向けて、独自の高効率な触媒探索技術を保有する米スタートアップ企業のH2Uテクノロジーズ社(H2U社/米国・カリフォルニア州)と、共同開発契約を締結したと発表した。レアメタルを用いない安価な水電解装置向け触媒の開発を目指す。

共同開発では、H2U社が有する独自の触媒探索エンジン(CDE:Catalyst Discovery Engine)とAI(人工知能)を活用することで、最適な触媒材料を効率的かつ迅速に探索する。低コストで高性能な非イリジウム触媒を開発することで、安価な水素製造コストの早期達成を目指す。なお、東京ガスは水素の用途として、直接の利活用やe-methane(e-メタン)の原料としての活用を想定している。

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