Jパワー、融雪水を利用し発電増量 胆沢ダム下の水力発電所で

  • 印刷
  • 共有
 胆沢ダム(出所:PIXTA)
胆沢ダム(出所:PIXTA)

電源開発(Jパワー/東京都中央区)は1月31日、胆沢ダム(岩手県奥州市)の放流水を利用した水力発電所「胆沢第一発電所」(同)において、同ダムの融雪時自然越流水を発電に有効利用する取り組みを前年に引き続き実施すると発表した。同取り組みは2月1日より開始している。

北上川水系胆沢川に位置する胆沢ダムは、治水、上水道、農業用水、発電を目的とする多目的ダムで、国土交通省が建設・管理している。胆沢ダムでは、融雪期にはかんがい用水の貯留や水道用水等の供給のため運用水位を高くしており、ダム湖に流入する水の一部は発電に利用することなく未利用のまま自然放流していた。

今回の取り組みは、この自然越流水による未利用水を活用し、冬季に十分な降雪があり渇水の恐れがないことを条件に、再生可能エネルギーである水力発電の発電電力量を増やす試みだ。

続きは無料の会員登録(必須情報入力)後にお読みいただけます。

  • 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
  • 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
  • 有料記事などに使えるポイントを貯められる
  • クリッピング機能で要チェック記事をストックできる

関連記事