家畜のふん尿を微生物が急速処理して再利用 自治体への展開を検討

急速発酵脱臭資源化システム「ERS」を製造販売するJET(東京都千代田区)は11月21日、家畜のふん尿を処理した液肥や敷料の利用で土壌の脱臭効果の持続を示す実証結果を発表した。同社は同成果をふまえ、自治体を対象に、土地改良を目的とした提案を行っていく。
同社の「ERS」は、設置場所の周辺に生息する土着菌を活用し、家畜のふん尿などの対象物を1日で殺菌・発酵・乾燥して資源に変えるシステム。微生物による高速発酵脱臭処理(好気性発酵)を行い、家畜のふん尿の悪臭を数時間で分解し処理するという。処理後の生成物は、含水率の低い良質な燃料や堆肥、肥料、飼料、敷料として利用できる。
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