双日、大気中のCO2を回収する「DAC技術」社会実装前倒しへ 新会社設立

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m-DAC™を活用した製品イメージCG(九州大学芸術工学部制作)(出所:双日)
m-DAC™を活用した製品イメージCG(九州大学芸術工学部制作)(出所:双日)

双日(東京都千代田区)は6月12日、九州大学(福岡県福岡市)が開発中の分離膜を用いて大気からCO2を直接回収する技術「Direct Air Capture(DAC)」の早期実用化に向けて、材料ベンチャーのナノメンブレン(同・福岡市)らと共同で新会社「Carbon Xtract(カーボン エクストラクト)」を設立したと発表した。

m-DAC技術を活用した装置・製品を開発・販売へ

双日は2022年2月に締結した九州大学との覚書を通じて、ナノ分離膜を用いたDAC技術「membrane-based Direct Air Capture:m-DACTM」の2030年までの実用化に向け調査・研究を進めてきた。今回、2020年代後半に社会実装を前倒することとした。m-DACの早期の製品実用化と社会実装を実現するには研究開発段階からの潜在需要家との連携が不可欠と判断し、共同で新会社を設立した。

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