三重・37MWの風力発電計画に環境大臣意見 一部見直し求める

環境省は2月17日、グリーンパワーインベストメント(東京都港区)が進める風力発電所事業「(仮称)平木阿波ウィンドファーム事業および(仮称)平木阿波第二ウィンドファーム事業」に関する意見書を経済産業大臣に提出したと発表した。
砂防指定地に指定、絶滅危惧を確認
同プロジェクトは、三重県津市および伊賀市(約157ha)に、出力最大37,800kW(2事業合計)の風力発電所を設置するというもの。
同事業実施区域の大部分は、森林法に基づく「水源かん養保安林」や「土砂流出防備保安林」に、西半分は砂防法に基づく「砂防指定地」に指定されており、また区域内やその周辺では、ノスリやサシバなどの渡り鳥の飛翔や、国内希少種のクマタカ・ヤイロチョウの生息、絶滅危惧であるサシバの営巣などが確認されている。
こうした状況を踏まえ、事業実施にあたって、以下のような措置を行うとともに、その旨を評価書に記載することを求めた。